top of page
  • n
  • Black Twitter Icon
  • Black Instagram Icon
  • Line
検索

「帰省しなきゃ」がしんどい―子連れ帰省の見えない負担―


「帰省しなきゃ」がしんどい―子連れ帰省の見えない負担―

お盆になると、実家へ帰省されるご家庭も多いのではないでしょうか。

「子どもを祖父母に会わせてあげたい」「親孝行のために帰らなくちゃ」「子どもに祖父母との思い出を作ってあげたい」。そんな気持ちで、子どもを連れて帰省する方もいるでしょう。


でも、その一方で、「帰省するのがしんどい」「子連れ帰省がちょっと憂うつ」「ずっと気を遣ってしまう」という親御さんも多いのではないでしょうか。

帰省が心の負担になることはよくあります。そんな自分を「親不孝なのかな」「私が我慢すればいい」と責める必要はありません。


子連れ帰省は、それだけでも大変

子どもを連れての帰省には、たくさんの準備が必要です。着替えやオムツ、食事、おもちゃ、飲み物、必要な薬…忘れ物がないように荷物を準備し、移動中の子どもの体調や機嫌を気にする。移動手段だって悩みます。


いつもと違う場所で、ちゃんと眠れるかな。食事は大丈夫かな。疲れてぐずらないかな。子どもが泣いたらどうしよう。


そして、到着してからも、子どもの様子を気にし続けることになります。「帰省=休める時間」とは限らないのです。むしろ、普段とは違う環境だからこそ、親の負担が増えることはよくあります。


祖父母との関係に気を遣うことも

さらに、子連れ帰省で見逃せないのが、祖父母との関係です。

祖父母が子どものありのままを受け入れてくれる。親の子育て方針を尊重してくれる。困ったときには手を貸してくれる。そんな関係であれば、帰省は親にとっても心強い時間になるでしょう。


でも、祖父母と親の考え方がいつも一致するとは限りません。「そんなことで怒らなくてもいいんじゃない?」「もっと食べさせたら?」「子どもなんだから、これくらいいいでしょう」「昔はそんな育て方をしなかったけどね」そんな言葉に、モヤモヤすることもあるでしょう。


祖父母には悪気がないのかもしれません。孫がかわいくて、よかれと思って言っているのかもしれません。それでも、親にとっては、自分の子育てを否定されたように感じることがあります。「悪気がない」ことと、「親が傷つかない」ことは別なのです。


我慢していませんか?

「せっかく帰省したんだから」「親孝行なんだから」「子どものためだから」そう思って、自分の気持ちを後回しにしていないでしょうか。


本当は、「ちょっと疲れた」「もう少しいつものペースで過ごしたい」「祖父母に気を遣うのがしんどい」「子育てのことを口出しされるのがつらい」と思っているのに、「これくらい我慢しなくちゃ」と、自分に言い聞かせていることはないでしょうか。


もちろん、親を大切にしたい気持ちは素敵なものです。子どもに祖父母との時間を経験させてあげたいという思いも、大切なものです。だからこそ、そのために頑張っている自分の気持ちも大切にしてほしいと思います。自分の気持ちに蓋をする必要はありません。


「理想の帰省」をしなくてもいい

帰省は、長く滞在しなければいけないものではありません。日帰りでもいい。泊まる日数を短くしてもいい。ホテルなど別の場所に泊まってもいい。子どもの生活リズムを優先してもいい。祖父母と会う時間を調整してもいい。家族の状況によっては、帰省そのものを見直してもいいのです。


「お盆だからこうする」「孫だからこうする」「親孝行だからこうする」という決まった形があるわけではありません。その家族にとって無理のない帰省の形を考えて良い時代です。


子どもにとっても、親が無理をして疲れ切っている時間より、親子が安心して過ごせる時間のほうが大切なのかもしれません。


帰省がしんどいと感じるのは一般的なこと

周りから見ると、帰省は「家族みんなで楽しく過ごす時間」に見えるかもしれません。でも案外、そうではないご家庭もたくさんあります。しんどいと感じている親御さんもたくさんいます。帰省から帰ってきて、「疲れた……」と思っても不思議ではありません。「しばらく実家には帰りたくない」と思うことがあっても、おかしくありません。それだけ頑張った、ということかもしれません。


子どもを連れて帰省したこと。祖父母に子どもを会わせたこと。家族のために予定を調整したこと。労ってくれる人はなかなかいないかもしれない。でも、十分頑張っています。そして、「しんどかった」と感じたあなたの気持ちも、大切にして良いのです。


誰かに話すことで、見えてくることがあります

「贅沢な話なのかな」「親に感謝しなくちゃいけないのに」「こんなことを相談していいのかな」そう思って、ひとりで抱え、年末年始や来年も同じことを繰り返してしまうかもしれません。


でも、話してみることで、「私は移動で疲れていたんだ」「祖父母との子育て方針の違いがつらかったんだ」「実家に帰ると、昔の親子関係に戻ったような気持ちになるんだ」など、自分でも気づいていなかった気持ちが見えてくることがあります。


親子かんがるー相談室では、親御さんが感じるさまざまな悩みについてお話をうかがっています。大きな問題でなくても大丈夫です。「なんとなくモヤモヤする」「疲れた」そんな気持ちでも構いません。


このお盆、子どものために、家族のために頑張っている、頑張ろうとしている親御さん。「帰省しなきゃ」と頑張っている自分のことも、どうか大切にしてください。


不安なこと。大変だったこと。苦しかったこと。良かったら、親子かんがるー相談室で聴かせてください。いつでもお待ちしています。


また、「こんなことがしんどいんだよな」ということがあれば、ぜひコメントで教えてください。最後までお読みいただきありがとうございました!

 
 
bottom of page