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災害について、小さい子どもにどう伝える?―大切にしたい5つのポイント―

災害について、小さい子どもにどう伝える?―大切にしたい5つのポイント―
災害について、小さい子どもにどう伝える?―大切にしたい5つのポイント―

熊本地方で発生した地震により、不安な時間を過ごされている皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。

災害について子どもに伝えなくてはならない、と思った時。「どこまで話せばいい?」「怖がらせてしまわないかな?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

『これが正解』というものはありません。しかし心理士として大切にしたいと思うことについて、まとめてみました。


大切なのは、子どもの発達に合わせて、思いやりや安心につながる伝え方をすることです。


① 全てを説明しようとしなくて大丈夫

当たり前ですが、2歳に説明するのと、5歳に説明するのと、小学校低学年児に説明するのとでは、説明の仕方は変えなくてはいけません。

『どう言えば伝わるか』『どこまで伝わるか』はその子の発達段階によって異なります。

大切なのは、知識を詰め込むことではなく、「何が起きているのか」を年齢に合った形で伝えることです。

小学校低学年以下の子どもは、災害の仕組みや被害の大きさを大人と同じように理解することはできません。避難所の具体的なイメージを持つことはもっと難しいかもしれません。

「地面が大きく揺れることがあるんだよ。それによって家が壊れたり、道路が壊れたり、電気が止まったりして、困っている人もいるんだ。」そのくらいの説明でも十分です。

全てをきちんと説明しようとしなくて大丈夫です。

我が家の子どもたちは地震の経験がないため、上記のように説明しました。「どうして電気が止まるの?」という質問があったので、その点だけ補足しました。また、上の子が最近日本地図に興味を持っていたため、熊本の位置を確認しました。

そんな風に、その子、その家に合った内容を簡単に伝えれば大丈夫です。質問が出て、わからないことがあれば一緒に調べても良いでしょう。


②不安だけを大きくしないようにする

災害の映像やニュースは、大人が思っている以上に子どもの心に残ります。「また来るの?」「うちも壊れちゃう?」と強い不安を抱く子もいます。

そんな時は、「怖いこともあるけれど、大人がみんなで守る準備をしているよ。」「困った時は一緒に逃げようね。」と、安心できる言葉もセットで伝えてあげましょう。③の内容に繋げることも大切です。


③日常とつなげて防災対策を伝える

災害の話は、怖い話で終わらせる必要はありません。例えば、「避難するときは、このリュックを持つんだよ。」「地震が来たら机の下に入ろう。」「家でも避難する場所を確認してみようか。」というように、普段の生活と結びつけて話すことで、「自分にもできること」が見えてきます。それにより、もしもの時に対する不安も低減していくでしょう。

園や学校に入ると、避難訓練が必ず行われます。園や学校で教わっている内容もあるかと思いますので、その内容を聞いてみることも良いでしょう。復習になりますし、現実とのつながりを持ってより深く理解できるかもしれません。


④メディアとの付き合い方も大切

先ほども書きましたが、災害のニュースを見続けることで、不安が強くなる子もいます。怖い夢を見たり、甘えが増えたり、急に親から離れられなくなったりすることもあります。

そんな時は、無理にニュースを見せ続ける必要はありません。子どもの様子を見ながら、必要に応じてメディアから少し距離を置くことも、大切な心のケアの一つです。

これは子どもだけではありません。大人も同じです。メディアから現状を知ることは大切ですが、自分が疲弊してしまうことは誰の利益にもなりません。情報から離れること、自分を守ることも大切です。


⑤思いやりの気持ちを持てるようにする

自分の身を守るためにできることは上記で述べましたが、では被災地の困っている人に何ができるか。それを一緒に考えてみることは非常に重要です。

子どもなりにではあるけれど、被災地の困っている人がいることを知る。その上で自分たちに何ができるのかを考え、思いやりの気持ちを持つことは大切だと考えます。

我が家の5歳は「お祈りをする」と言っていました。キリスト教系の園に通っているからならではの発想です。義援金を送る、というのはまだ発想になかったので、そういった方法もあることを伝えました。

大切なのは、「何か自分の力になれないか」と考えること、またその方法を考えること、実践することだと思います。


最後に

災害について子どもへ伝える方法に、「これが唯一の正解」はありません。

だからこそ、子どもの発達に合わせて、思いやりや安心につながる伝え方をすることが大切です。防災に関する知識も、安心に繋がっていくことでしょう。

子どもたちが「怖い」だけで終わるのではなく、「もしもの時はこうすればいいんだ」と少し安心できるようなかかわりを、大人みんなで積み重ねていけたらいいですね。

誰かのお役に立てばと思い、急いで執筆しました。内容十分ではないところもあるかもしれませんが、参考にしていただけますと幸いです。

「こう言っても大丈夫かな?」「子どもがこんな様子なんだけどどうしたら良い?」など、個別のご相談はこちらへどうぞ。いつでもご連絡お待ちしております。

 
 
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