父親って、子育てで何をしたら良いの?
- oyakokangaroo
- 8月24日
- 読了時間: 4分
夏休み中、いつもと違う生活の流れに、親子ともどもお疲れが溜まっていないでしょうか。
そんな中、子どもと接する時間が増え「父親として、子育てで何をしたらいいんだろう?」そんなことを考えている方はいらっしゃいませんか?
父親の役割ってなんだろう。何かしたいけどどう行動したら良いんだろう。
SNSや雑誌、テレビなどでは「イクメン」という言葉がよく出てきますが、実際にはじゃあ具体的に何をすればいいのでしょうか。
日々の忙しさに流されて、「手伝いはしてるつもりなんだけど…」と悩む父親も少なくありません。
手伝いではなく、参加する
「手伝う」という言葉は、無意識に“主役は母親”という前提を含んでしまいます。
父親も同じ「親」ですから、本来は手伝いではなく「参加」が基本です。
例えば、おむつ替えや離乳食の用意、寝かしつけ、保育園・幼稚園の送迎、小児科や健診への同行…自分で思いつけることがあれば「頼まれたらやる」のではなく、「今日は自分がやるね」と自発的に動くことができたら良いでしょう。
メインは母親だったとしても『主役交代』の瞬間があるかないかでは、大きく異なります。
最初から上手くできなくても良いです。みんなそこを通って、だんだんと上手くなっていくものです。1度やってみて上手くいかないからと言って、すぐに辞めないというのも大切です。母親に、コツを聞いてみても良いですね。2人ともわからない時は、2人で悩みましょう。どちらか1人で悩むよりずっと良い時間になります。
母親がメインになっているなら、母親に聞く
日本ではまだまだ多くの家庭で、どうしても母親が子育ての中心になりがちです。
これは「母性があるから」ではありません。物理的な事情や社会的な習慣の影響が大きいです。
しかしそもそも授乳以外の全ての育児は産後から父親にもできます。
「何をしたらいいかわからない」と黙ってしまうのは父親として生きる機会を人生の中で奇跡的に得られたのに、もったいないのではないでしょうか。
まずはシンプルに、「何かできることある?」と聞く。これだけで母親の負担感は大きく変わります。
聞くタイミングを見極め(母親が慌ただしい時より、落ち着いた時)、聞いたらすぐ動きましょう。
行動してこそです。聞かれて伝えたのに動かない、というのは、聞かれないより嫌かもしれません。
「それは無理」と突っぱねないことも大切です。無理だなと思うことは、「それは物理的に無理だから、これはどうだろうか」など、対話を行いましょう。
「どうして欲しいか」を聞くことは、母親への敬意や信頼のサインにもなります。これは心理学的にも、パートナーシップの満足度を上げる重要な行動です。
父親にしかできないことをする
もちろん、母親と同じことを一緒にやるのも大切ですが、父親ならではの関わり方もあります。
体を使ったダイナミックな遊び(肩車、全力鬼ごっこ)、母親は苦手だけど父親が得意な活動など、『男だから』というものだけでなく『1人の人間として母とは違うところ』もあるでしょう。
母親が物理的・心理的に苦手な分野をカバーできれば、それは家庭にとって大きなプラスです。
さらに、父親と子どもの関係性は、将来の自己肯定感や社会性にも影響します。母子はもちろんのこと、父子との関係が良好なことも言わずもがな子どもの育ちに重要なことになります。
「やってあげる」ではなく「一緒に育てる」
母親が育児メインの家庭であっても、父親の関わり方ひとつで、母親の心の負担はぐっと軽くなり、子どもにとっても居心地のいい家庭ができます。
ポイントは、「やってあげる」ではなく「一緒に育てる」という意識を持つこと。
それは父親自身の満足感や成長にもつながります。
子どもが大きくなった時、「あの時、もっと関わっておけばよかった」と後悔するのは、母親だけではなく父親も同じです。だからこそ、今この瞬間からの一歩が大事です。
子育ては、父親も母親も、どちらも主人公。
「父親はサブキャラじゃない、もう一人の主人公だ」という意識で、今日から参加してみませんか。
どう参加して良いかわからない、母親にどうかかわったら良いのだろうか、などのお悩みで一歩踏み出せない時。やってみたけど上手くいかない時などは、ぜひLINEで気軽にご相談ください。
男性の育児参加が進み、母親の負担が減り、子どもの安定感が増し、父親が人生により充実感を持つ。そんな社会が促進されると良いなと考えています。
さとうは世の中のお母さん方のみならず、お父さん方のことも応援しています。
