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臨床心理士ってどんな人?どんな資格?その1

今日は、私の肩書きにもある「臨床心理士」について書いてみたいと思います。

  • 聞いたことはあるけど、実はよく知らない

  • カウンセラーに興味があるけど、どうなれるの?

  • 受けてみたいけど、どんな人がやってるの?


そんなふうに思っている方に向けて、臨床心理士ってどんな資格で、どんなふうになれるのかを、実体験ベースでざっくりわかりやすくご紹介します。


この記事でわかること

  • 臨床心理士ってどんな仕事?

  • 資格を取るための流れ(大学院入試・大学院・試験)

  • 合格後も続く研鑽とは?


※この記事は前後編で、今回は「資格を取るまでの道のり」についてご紹介します。


結論から先にお伝えすると、臨床心理士は大学院を出て、試験に合格して、研鑽を続けている「こころの専門家」です。


臨床心理士って?

きちんと書くとこうなります。臨床心理学が何かは長くなるので省略しますが、ざっくり書くと、心の健康を援助するための学問です。

臨床心理学をベースに、こころの問題に対応します。


臨床心理士になるには?

【①大学院に入る】

臨床心理士になるには、まず日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院に入らなくてはなりません。

大学院入試が第一関門です…。心理学だけでなく英語も課される大学院が多いです。


【②大学院を修了する】

指定のカリキュラムを満たす形で、各大学院の単位を取得し、修了を目指します。


心理学の理論を学ぶだけでなく、内部実習で相談室のカウンセラーとしてカウンセリングを実際に行ったり、外部実習で他機関に行って学ばせていただくということも含みます。指導の下、実際に面接を行う経験が必須となります。


その他に職業倫理なども学びます。これは実は非常に重要だと思っていて、こころの専門家として「何をしてはいけないか」ということもしっかり学ぶことになります。


そして大学院を修了するので、修士論文のための研究も必要となります。


【③試験に合格する】

修了できると、臨床心理士の資格試験の受験資格がもらえます。大学院を修了した「後に」試験があるので、大抵の人が社会人をやりながら勉強して試験に備えます。


臨床心理学だけでなく認知心理学、社会心理学、発達心理学、精神医学、心理学研究法、心理学統計法など、幅広く出題されます。幅広すぎるため、実質、学部や大学院試験の時の学びからの積み重ね+αの受験勉強で挑む形になります。


筆記試験である一次試験の合格者が口頭試験の二次試験に進むことができ、最終的に合格できると晴れて臨床心理士に登録が叶います。合格率は60%台の年が多いようです。


臨床心理士になっても研鑽が必須

合格しても、5年に1回更新があります。更新するためには5年間の間にさまざまな研修を受け、ポイントを貯めなくてはいけません。取ってしまえば安泰ではないのです…。


ここまでのまとめ

臨床心理士は

指定大学院で臨床心理学に基づいた知識や技術を学んで、ちゃんと学べてるか試験で確認されて、その試験に合格して、今も研鑽を続けている人です。


心理学を理論で学ぶだけでなく、カウンセリングを実際に行ってそれについて指導を受けたり、倫理などについても学んだりしないと、受験資格すら得られません。


長くなってきたので、「その2」に続きます

ここまでいかがでしたか?どのような印象を持ちましたか?

臨床心理士は、全員がこのプロセスを経ているんです。


思ったよりも長くなってしまったので一度ここで区切ります。

次回はどんな知識や技術を身につけているのか、どんなところで働いているのか、などについて書きたいと思います。つづきも読んでいただけたら嬉しいです!!


臨床心理士資格説明
臨床心理士ってどんな人?どんな資格?その1

 
 
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